買い物かご
99
人気ワード
新規会員登録
入荷花材 初回限定送料無料キャンペーン

【保存版】胡蝶蘭を長く楽しむ7つのコツ|初心者でも簡単ケア術

せっかく胡蝶蘭をいただいたのであれば、なるべく長く楽しみたいですよね。
胡蝶蘭は長持ちするお花として知られており、開花期間や株の寿命は以下のとおりです。

  • 花の寿命:1~3か月
  • 株の寿命:10年以上

胡蝶蘭は開花期間が長く、株の寿命も長いためきちんと手入れすれば10年以上長持ちします。
健康な胡蝶蘭であれば再びお花を咲かせることもできるため、植物を育てるのが好きな方は挑戦してみましょう。

この記事では、胡蝶蘭を長持ちさせる7つのコツについて解説していきます。
お花を長く咲かせたい方や、胡蝶蘭を枯らしてしまった経験がある方は参考にしてくださいね。

1胡蝶蘭を長持ちさせる7つのコツ

胡蝶蘭を長持ちさせるためには、胡蝶蘭に合った育て方をして健康な状態を保つことが重要です。
具体的には、以下の7点を意識してみましょう。

置き場所
  • 直射日光を避けて置く
  • 気温・湿度が高めの場所に置く
水やり
  • 季節ごとに水やり頻度を調節する
開花後
  • 萎れた花や花茎は取り除く
その他
  • 病害虫の対策を行う
  • 成長期に肥料を与える
  • 2~3年ごとに植え替える

胡蝶蘭をもらった直後は置き場所と水やり頻度に気を付ければ約1~3か月間はお花が楽しめるでしょう。
花が萎れ始めたら放置せず、摘み取ることで見た目が綺麗になり、他の花の開花期間も伸ばせる可能性がありますよ。

また、株を長持ちさせたいのであれば病害虫対策や、肥料、植え替えなども確認しておくと安心です。
ここからは胡蝶蘭を長持ちさせるコツや具体的な方法について、具体的に見ていきましょう。

2胡蝶蘭の最適な置き場所

胡蝶蘭の置き場所を選ぶ際に意識することは、原産地(熱帯雨林)の気候に近づけることです。
具体的には、以下の点を確認しましょう。

  • 直射日光を避けて置く
  • 気温・湿度が高めの場所に置く

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

直射日光を避けて置く

胡蝶蘭を置く際は直射日光が当たらない明るい場所を選びましょう。

屋外は季節や時間帯によって日の差し方が変わるため、屋内で育てるのがおすすめです。
レースカーテンや遮光シール越しの窓辺やリビングなどに置きましょう。

直射日光を受けると葉が焦げて病気に

直射日光は胡蝶蘭にとって刺激が強すぎるため、日の光が当たると葉が焦げる「葉焼け」を起こしてしまいます。
葉焼けが起こると、胡蝶蘭が弱って別の病気を引き起こす恐れがあるため注意しましょう。

葉焼けが起こる直射日光の基準は、冬の晴天時や曇天時の太陽の強さとされています。
「冬なら日差しが弱いから大丈夫」と思いがちですが、冬でも葉焼けのリスクがあるため直射日光は避けましょう。

気温・湿度が高めの場所に置く

胡蝶蘭の置き場所は、年間通して暖かく、湿度が高めの環境が適しています。
胡蝶蘭の育成に適した気温・湿度は以下のとおりです。

  • 温度:18~25℃
  • 湿度:50~70%程度

胡蝶蘭は寒さに弱いため気温を下げないように注意が必要です。
春や秋などは夜間の最低気温が15℃以下になることがあるため、鉢を保温するなどの対策を行いましょう。

また、乾燥にはある程度耐えることができますが、空気中の水分が少ないと水不足を引き起こす可能性があります。
加湿器や葉水を行って湿度を保ちましょう。

3胡蝶蘭の基本的な水やり方法

初心者の方が胡蝶蘭の育て方で失敗しやすいのが、水のやり方です。
ここでは、胡蝶蘭の基本的な水やり方法について以下を確認していきましょう。

  • 根や植え込み材が乾いたら水を与える
  • 季節ごとに水やり頻度を調節する
  • 水やりは水量を減らさない

根や植え込み材が乾いたら水を与える

胡蝶蘭の水やりは「根が乾いたらたっぷりと水を与える」ことを意識しましょう。

胡蝶蘭は「気根」と呼ばれる根を持っており、根からも呼吸をしています。
一度鉢内を乾かすことで根が呼吸でき、乾いた根は水を吸い上げようとする力も強くなります。

根の乾き具合が観察できない鉢植えであれば、植え込み材の乾き具合でも水やりのタイミングを計ることができますよ。
植え込み材が水分を含んでいないカラカラに乾いた状態になったら水やりの頃合いです。

季節ごとに水やり頻度を調節する

夏と冬では植え込み材が乾くスピードが異なるため、季節ごとに水やり頻度を調整しましょう。
季節ごとの水やり頻度の目安は以下のとおりです。

  • 春:7日~10日に1回
  • 夏:3日~7日に1回
  • 春:7日~10日に1回
  • 冬:月1~2回

暖かい時期は乾きが早く、寒くなると植え込み材は乾きにくくなります。
春や秋は気温の変化が激しいため、状況に合わせて調整してくださいね。

4開花後は萎れた花や花茎を取り除く

萎れた花や花茎を切り取ると、胡蝶蘭の花や株の長持ちに繋がりますよ。
見た目を整えるほか、萎れた花を早めに摘み取ると以下のようなメリットがあります。

  • 萎れた花に使っていた栄養を他の部分に使える
  • 新しく咲く花の開花期間が長くなる
  • 株が生長しやすくなる
  • 病気や害虫の予防になる

胡蝶蘭は株に蓄えた栄養を使って花を咲かせています。
萎れた花や花茎を切り取ると、栄養を他の部分に回せるため新しい花や株の生長の手助けになります。

また、枯れた花はカビや細菌の繁殖場所になったり、害虫を引き寄せる可能性があります。
花が色褪せて萎れ始めたら、花茎の付け根から摘み取ってしまいましょう。

5胡蝶蘭の株を長持ちさせるためのお手入れ

胡蝶蘭の株を長持ちさせたい、来年も花を咲かせたい場合は、以下のお手入れについても確認しておきましょう。

  • 病害虫の対策を行う
  • 成長期に肥料を与える
  • 2~3年ごとに植え替える

胡蝶蘭をもらってすぐのお花が咲いている時は必要ありませんが、胡蝶蘭を枯らせずに長持ちさせたい場合に必要なお手入れです。
それぞれのお手入れ方法について詳しく見ていきましょう。

病気・害虫対策を行う

病気にかかったり害虫に寄生されると胡蝶蘭の株が枯れてしまう恐れがあるため予防することが重要です。
胡蝶蘭の病害虫の予防対策の方法としては以下があげられます。

  • 適度な湿度を保ち、風通しを良くする
  • 室内で胡蝶蘭を育てる
  • 枯れた葉や花を取り除く
  • 木酢液などで虫よけする

病害虫は乾燥、または過湿環境で発生しやすくなります。
湿度や水やり頻度を適切に保つことで自然と病害虫の発生を抑えることができます。

また、鉢を屋内に置くと害虫が胡蝶蘭に近づく機会が減るため寄生のリスクを減らせます。
室内に侵入した害虫に寄生されないよう、餌になる枯れ葉や花を取り除く、虫よけに木酢液を散布するなども有効ですよ。

成長期に肥料を与える

翌年も綺麗な花を咲かせる健康な胡蝶蘭を育てたいのであれば肥料を与えてみましょう。
成長期に肥料を与えると生長が促され、健康な株を育てることができますよ。

胡蝶蘭への肥料を与える時期や頻度は以下のとおりです。

時期 5月~9月頃
頻度
  • 液体肥料:1週間~1ヵ月に1回
  • 固形肥料:3か月~1年に1回

胡蝶蘭の肥料には「液体肥料」と「固形肥料」があり、効果時間や与え方が異なります。
肥料は洋ラン専用肥料がおすすめですが、詳しい与え方や頻度は商品に記載の用法用量を参考にしてくださいね。

液体肥料と固形肥料の違い

一般的には液体肥料の方が即効性があり、固形肥料はゆっくりと効果が現れます。

液体肥料は効果が強い反面、胡蝶蘭が生長していない時に与えてしまうと肥料焼けを起こしやすいデメリットがあります。

固形肥料は効果が2~3か月程度持続する代わりに、効果が目で見えにくい点がデメリットです。
初心者の方であれば、固形肥料の方が胡蝶蘭を枯らすリスクは少なくなりますよ。

花が咲いている時は肥料を与えない

5~9月であっても、胡蝶蘭の花が咲いている間は肥料を与えないようにしましょう。

胡蝶蘭が肥料を必要とするのは株が生長している間ですので、花が咲いている時は肥料を受け取ることができません。
与えても吸収できずに根が肥料焼けを起こしてしまう恐れがあります。

2~3年ごとに植え替える

胡蝶蘭は2~3年を目安に植え替えを行うと株が長持ちしやすくなります。

胡蝶蘭の植え込み材には寿命があり、長期間使うと水はけが悪くなったりカビが生える可能性があるため交換が必要です。

また、株に対して鉢が小さくなると生長を阻害してしまう場合も。
一回り大きい鉢に植え替えることで根が広がり、生長しやすくなりますよ。

胡蝶蘭の植え替え方法は以下を参考にしてくださいね。

時期 4月~6月頃
手順
  1. 胡蝶蘭を鉢から取り出す
  2. 古い植え込み材を取り除く
  3. 枯れた根や傷んだ根を切る
  4. 新しい植え込み材と胡蝶蘭を鉢に入れる
  5. 空いた隙間に植え込み材で埋める

寄せ植えの胡蝶蘭は1株ずつに分ける

もらったばかりの胡蝶蘭でも、複数株が1つの鉢に寄せ植えされているのであれば植え替えを行うのがおすすめです。

寄せ植えされた状態は蒸れやすく、根腐れしてしまう可能性が高くなります。
また、胡蝶蘭は株によって個性があるため同じようにお世話をしていると弱ってしまう場合も。

1週間ほど飾ったあとは、1株ずつ1つの植木鉢に植え替えましょう。

6胡蝶蘭を二度咲きさせる方法

胡蝶蘭のお花を長く楽しむ方法としてお花が終わった後にもう一度花を咲かせる「二度咲き」があります。

必ず2番花が開花するわけではありませんが、お花をもっと楽しみたい方は挑戦してみましょう。
胡蝶蘭を二度咲きさせる手順は以下のとおりです。

  1. 胡蝶蘭の状態を確認する
  2. 下から4節ほど残して花茎を切る
  3. 18℃程度の温度で管理する

胡蝶蘭の状態を確認する

二度咲きは胡蝶蘭の株や、花茎が元気でないと成功しにくくなります。
まずは胡蝶蘭が以下の状態になっているか確認してみましょう。

  • 花が3割ほど残っている
  • 花茎が萎れていない
  • 健康な3枚以上ある

胡蝶蘭は花を咲かせる際に株に蓄えた栄養を使います。
花が咲き終わった頃には栄養が少なくなり、花茎も萎れ始めるため、花が3割ほど残っている時に花茎を切れるのが理想です。

また、胡蝶蘭は栄養を葉に蓄える植物ですので、葉が多いほど二度咲きに使える栄養が残っている可能性があります。

下から4節ほど残して花茎を切る

二度咲きに挑戦できそうな株であれば、節を残して花茎を切りましょう。
2番花のための花芽は残っている節から出るため、下から4~5個ほど節を残して花茎をカットします。

胡蝶蘭のお花が支柱で支えられている場合は、花茎を切った際に支柱も抜いておきましょう。
花茎と支柱を留めているテープによって花芽が出るのを阻害されてしまう恐れがあります。

18℃程度の温度で管理する

花茎を切った胡蝶蘭は、18℃程度の少し涼しめの場所で育てましょう。
胡蝶蘭は気温が18℃程度になると花芽を出す性質があるため、少し温度を低くすることがポイントです。

また、可能であれば光合成がしやすい明るい場所に置くようにしましょう。
肥料は与えず、花茎から新しい花芽が出るのを待ちましょう。

7まとめ

胡蝶蘭はお花で1~3か月株は10年以上長持ちします。

胡蝶蘭をより長く楽しみたい場合は、以下の7つのポイントを意識してみましょう。

  • 直射日光を避けて置く
  • 気温・湿度が高めの場所に置く
  • 季節ごとに水やり頻度を調節する
  • 萎れた花や花茎は取り除く
  • 病害虫の対策を行う
  • 成長期に肥料を与える
  • 2~3年ごとに植え替える

胡蝶蘭を長持ちさせるためには、熱帯雨林に近い環境を整えて適切に水やりを行うことが重要です。

胡蝶蘭は寒さに弱いため、鉢周りの気温が下がらないよう気を付けましょう。
直射日光なども刺激が強いため室内に鉢を置いて管理するのがおすすめです。

また、胡蝶蘭の株の寿命を延ばすために肥料や植え替えについても確認しておくと安心です。