お盆は、ご先祖様を供養する大切な行事であり、お供えとしての花が欠かせません。
しかし、「お盆にはどんな花を供えればいいの?」「お墓用と仏壇用で違いはある?」と迷うこともあるのではないでしょうか。
特に、初めて新盆(初盆)を迎える方にとっては、色選びや本数、お墓や仏壇など供える場所によるマナーの違いなど、わからないことばかりで戸惑ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、お盆のお供えに選ばれる定番の花10選をご紹介します。
合わせて、新盆向けの花の選び方、墓花や仏壇のお供え花を選ぶポイントなども解説しますので、今年のお盆前にぜひご確認ください。
- 定番は菊・トルコキキョウ・リンドウ
夏場でも1~2週間ほど日持ちし、お墓と仏壇のどちらにも使いやすいのが魅力。色・咲き方のバリエーションも豊富で好みに応じて選びやすいです。 - 新盆は白い花が基本
新盆は丁寧に供養し、花選びも白い花を中心にまとめる「白上がり」と呼ばれる習慣があります。2年目以降は少しずつ色を加えてもOK。 - お盆と仏壇では選び方が異なる
屋外のお墓は特に丈夫な花材がおすすめ。室内の仏壇は選択肢が広がり繊細な花も楽しめますが、こまめな水替えを推奨します。 - トゲのある花・香りの強い花は避ける
トゲのある花は「争い」を連想させるためバラやアザミはNG。香りが強いカサブランカも避けるのが無難です。
- 目次
1お盆に花を供える意味とは?
そもそもお盆とは、ご先祖様の霊を自宅に迎えて供養する仏教行事のこと。
一般的には、8月13日~16日(一部地域では7月13日~16日)に行われます。
13日の夕方に迎え火を焚いてご先祖様の霊をお迎えし、16日には送り火を焚いてお見送りするのが伝統的な流れです。
地域や宗派によって細かな作法は異なりますが、「ご先祖様が一年に一度、家族のもとへ帰ってくる」という考え方は共通しています。
ご先祖様をお迎えするために行う準備が、五供(ごく)と呼ばれるお供えです。
五供は、香(線香)、灯明(ロウソクの灯り)、浄水(お水)、飲食(お膳・果物)、花を指し、花はこの中で唯一「生きて変化していくもの」という特徴を持っています。
さらに、故人への感謝を表して花の香りを楽しんでいただく、供養する側の心を清めるといった意味が込められ、穏やかな心でご先祖様と向き合うための役割も果たしているといわれます。
花選びに厳密な決まりはありませんが、慣習やマナーを知っておくと、より安心してお供え花を選べるでしょう。
- 仏花(ぶっか):仏壇やお墓に日常的に供える花の総称
- 盆花(ぼんばな):お盆の時期に精霊棚や仏壇に供える花。ミソハギなどお盆特有の花を含む
- 供花(くげ):葬儀や法事の際に贈るお花。お盆の文脈では仏前に供える花の意味でも使われる
それぞれ呼び方は異なりますが、いずれもご先祖様への敬意を込めて供えるものという意味で共通しています。
2お盆にお供えする花の定番10選|夏に強く日持ちする花材を厳選
お盆は真夏の行事のため、暑さに強く日持ちする花材を選ぶことが重要です。
ここでは、お盆のお供えにおすすめの10種類の花材を特徴や日持ちの目安とあわせてご紹介します。
菊(マム)|仏花の王道、夏でも長持ち
菊の夏の日持ち目安は1~2週間。
仏花として最も定番で、花弁が散りにくく枯れても周囲を汚しにくいため、お墓や仏壇周りを清潔に保てる実用性がメリットです。
定番は白菊ですが、黄・ピンク・グリーンなど色のバリエーションも豊富で、ピンポンマムやディスバッドマムを使えば、洋風のお供えに仕上がります。
なお、夏場は花瓶の水が汚れやすく、菊自身も水をしっかり吸い上げて水が減りやすいため、こまめな水替えを心がけましょう。
菊の切り花を長持ちさせるには?水揚げ・お手入れ方法を徹底解説!








































































































































































































































































































































































































